伊平屋島の米崎(よねざき)海岸での撮影。
鏡のように穏やかな水面に、村の明かりがまるで花が咲いたように映えている。
夜空には、星たちの花が美しく咲いている。
幼少の頃、海のそばに住んでいたボクの遊び場は、真っ白い砂浜だった。
海原がぱーっと、目の前に広がる爽快さは今でも忘れられない。
夜は、水平線から星が昇り、360度の星空に囲まれる。
ボクはいつも海辺に寝そべって、一面に広がる星空を見ていた。
そして、星に願い事をしていた。
●願い星
あっ、流れ星だ
流れ星がひとーつ
ハンサムにしてね
流れ星がふたーつ
いっぱいいっぱいのお菓子をちょうだいね
みーっつ
空から10円玉をいっぱいふらしてね
でも一番のおねがいは
あしたの算数のテストを100点にしてね
ぜったいにぜったいにおねがいね
星たちは、いっぱいの光をあたり一面に降らせると
やがて消えていった
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